Research

キノコ毒成分に関する研究

キノコによる食中毒の症状は多様であり、様々な毒性化合物が関与していることが推察されますが、その全てが解明された例は存在しません。また、キノコの毒性成分はヒトに対して様々な生体反応を引き起こすため、将来的には新薬開発や研究用試薬としての応用の可能性を秘めています。

本研究所ではこれまで、カキシメジ、スギヒラタケ、ドクヤマドリなどのキノコ類の毒性成分の単離・構造決定に成功してきました。今後も未解明な部分の多い、キノコの毒性発現の分子メカニズムを明らかにしていきます。